- 広島県竹原市本町3-10-44
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竹原市 町並み保存地区(西方寺・普明閣からの眺望)
【西方寺】境内には、本堂、鐘楼、庫裡、法界地蔵堂、山門などの建築が建ち並びます。境内前面には、一見城郭を思わせるような壮大な石垣があり、錚々たる寺観を呈しています。入母屋造、一重、平入、本瓦葺、前面と側面前方を吹抜とし、側柱には太い敷桁を載せるだけの簡単な構造をしており、江戸中期のこの地方の仏堂の典型的形式をもつ、貴重な建築です。須弥檀は禅宗様式となっています。
【普明閣】西方寺本堂横の高台に位置する普明閣は、1758年の建築。方三間宝形造、本瓦葺の二重屋根、舞台作りとなっており、京都の清水寺を模して建立されました。建立年代としては新しいものですが、特異な屋根形式と優れた細部意匠を持ちます。町のどこからでも望むことができ、竹原市の景観の中心となる重要な建築です。普明閣にのぼれば、竹原の町を一望することができ、竹原に来た人は、必ずここにのぼると言う重要な場所でもあります。